【菊花賞1週前追い】スティール鋭伸ラスト12秒1 矢作師「完璧」

[ 2015年10月16日 05:30 ]

リアルスティール(左)は福永の合図に反応し併走馬に軽く先着

 菊花賞の1週前追い切りが行われた。リアルスティール(牡=矢作)は、折り合いを重視した調教内容。福永を背にCWコースで全兄ラングレー(4歳1600万)と併せ馬。序盤は僚馬が先導する形で2馬身後方を追走。3角すぎからエンジンを加速して6F81秒5。直線は内に切れ込み馬なりのままラスト12秒1と、鋭く伸びて相手を楽々と2馬身突き放した。福永は納得の表情で稽古を振り返る。

 「馬の後ろでどれぐらい我慢できるかを確認した。折り合いもついて一度使って動きは良くなっている」

 休養明けの前走・神戸新聞杯(2着)はスローの流れを中団で我慢。鞍上は本番の長丁場を見据えた内容で、ラストはメンバー最速の脚で追い上げており一定の収穫はあった。矢作師は「1週前としては完璧じゃないかな。体も引き締まって調整は順調」と万全の態勢を強調している。

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2015年10月16日のニュース