良血フォイユ、クラシック主役候補

[ 2015年6月30日 05:30 ]

 【先週の新馬戦】阪神芝1800メートル戦は祖母にエアグルーヴを持つ良血ポルトフォイユが5馬身差の快勝。開催最終週で水分を含んだ力のいる馬場だったが、エッジの効いた走りで馬場のど真ん中を豪快に突き抜けた。武豊は「ラストもまだ(周りに)驚きながら走っていた。能力は高い」と好感触。来年のクラシックを沸かせる存在になる。

 東京芝1800メートル戦はヒプノティストが稽古通りの走りで直線一気。非凡な瞬発力の持ち主で、やや重馬場を上がりメンバー最速3F33秒7の脚は秀逸。操縦性に優れ距離が延びても問題ない。

 短距離戦では阪神芝1200メートルのオフクヒメがスピードあふれる走り。内枠から発馬を決めるとスッとハナを奪い、直線は二枚腰。気のいいタイプだけに今後は精神面の成長が課題になる。函館芝1200メートルはディープ産駒の一騎打ち。先に抜け出した1番人気のメジェルダをブランボヌールがゴール前首差で競り落とした。狭いところを割って出る勝負根性が光った。

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2015年6月30日のニュース