海外馬券、来秋にも発売!日本で買える一発目は夢の凱旋門賞!?

[ 2015年6月30日 05:30 ]

来秋にも日本にいながら凱旋門賞に参戦できるかも

 JRAは29日、大阪市のアクア堂島NBFタワーで関西定例記者会見を開いた。その席上、海外競馬の馬券発売について言及、早ければ来秋にも開始できる見通しを示した。

 日本の競走馬が出走する海外競馬の馬券を国内で購入できるようにする改正競馬法が今年4月24日、衆院本会議において全会一致で可決、成立した。これを受けて手続きを進めており、横山清弘理事は「ファンのみなさまへの情報提供が重要。海外から映像や出馬表の提供など契約の交渉をしないといけない。18頭を超えるレースにも対応できるシステムを開発していきます。完成するのが早くても来年の夏、馬券の発売は秋以降になると思います」と語った。

 この法改正によってJRAや地方競馬の主催者は監督官庁・農林水産大臣が指定した海外競馬の馬券が売れるようになった。対象になるのは欧米やドバイ、香港、オーストラリアなど日本馬の出走が見込まれる約20レースで「その中からJRAが発売するレースを選定して認可を受けることになります」と横山理事。

 各国との交渉次第になるが、来秋からとなれば10月の凱旋門賞や12月の香港国際競走は現地に出向かなくても日本のファンが“馬券参戦”できることになる。時差があるため国によっては日本では深夜の発走も想定されることから、競馬場やウインズなどでは発売せず、インターネット投票のみになる見通しだ。

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2015年6月30日のニュース