【ＣＢＣ賞】弟ティーハーフに追いつけ！サドンストーム嵐起こす

　中京ではサマースプリントシリーズ第２戦「第５１回ＣＢＣ賞」が開幕週を飾る。サドンストームはサマースプリントシリーズ１戦目の函館スプリントＳを制したティーハーフの全兄。昨秋から重賞戦線で安定して上位争いを続けているが、先にタイトルを手にしたのはひとつ下の弟だった。兄弟そろって担当する深川助手が、シリーズ２戦目のここは“兄の番”とばかりに奮起を促した。

　「弟が先に重賞を勝ったので、ここで追いついてくれれば。この血統は本当に奥がありますね」

　年齢を重ねるごとに確かな成長を遂げている。前走・高松宮記念は中団から力強く伸びて１０番人気４着に奮闘。そこから休養を挟んで、深川助手の想像以上に良くなっている。

　「体が大きくなってさらに成長しています。“もう一段階”ありそうな感じですね」

　追い切るごとに体が締まって「先週の追い切り（坂路４Ｆ５２秒３）が効いていますね。体のシルエットが締まっているし、力を出せそうです」と納得の状態で出走できそうだ。

　円熟味を増した６歳馬が弟に負けじと、さらなる飛躍を期している。