【安田記念】ダノンシャーク秋春連覇へ 休養効果でパワーアップ!

[ 2015年6月4日 05:30 ]

岩田が気合をつけると抜群の切れ味を見せたダノンシャーク

 昨秋のマイルCS優勝馬ダノンシャークは、坂路の併せ馬で先着。マイルG1秋春連覇へ万全の態勢を整えた。

 昨秋のマイルCSを制したダノンシャークはG1馬の貫禄を見せる動き。坂路でタイキクロスビー(3歳未勝利)を追走、馬体を併せたラスト1Fからは脚力の違いを見せた。手綱を握った岩田が気合をつけると12秒4の切れ味で一気に突き放し1馬身半先着。鞍上は好感触を口にする。

 「馬場は悪かったけど動きは良かった。ラストは軽く仕掛けた程度だったけど、調子はいいんじゃないかな。爪も問題なさそうだし、体も一回り大きくなってパワーアップしている」

 鞍上は昨秋のマイルCS以来のコンビを組むパートナーに成長を感じ取った。今年は阪急杯(5着)の後、使う予定だったマイラーズCを左前脚挫石のため回避。大久保師は「すぐに乗り出せたし、使おうか迷うぐらいで大事を取っただけ。結果的に昨年と同じローテーションになった。順調にきているし間隔が空いた影響はなさそう」と不安を一蹴した。

 過去2回の安田記念は3→4着。“三度目の正直”で、秋春のマイルG1連覇に挑む態勢が整ったようだ。

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2015年6月4日のニュース