【安田記念】ダノンシャーク“リピーターの利”に乗れ

[ 2015年6月3日 05:30 ]

 【G1ドキュメント=2日】安田記念はリピーターの活躍が目立つ。近年ではストロングリターン(11年2着→12年1着)、ショウナンマイティ(13年2着→14年3着)が挙げられる。その傾向に色めき立った坂田がすぐさま向かったのが大久保厩舎だ。ダノンシャークが3年連続出走、13年3着(12番人気)&14年4着(9番人気)なら見過ごすわけにはいかない。気になることがいろいろある。

 まず阪急杯(5着)からの直行ローテとなった点。出走予定だったマイラーズCは左前脚挫石のため回避した。昨年も同じローテで4着に好走したが、状態が気になる。1週前追いに騎乗した高野助手は明るい表情だった。「爪の痛みが取れて立ち上げもスムーズ。そこからは順調です。先週の追い切り(CWコース6F78秒6~1F11秒7)も抜群。最後の1Fで前の馬(キングストーン)を見る余裕もありました。去年よりいいんじゃないかと思えるほどです」と前向きだった。

 今年7歳ですが…という質問に対しても、高野助手の歯切れがいい。衰えどころか、むしろ心身の成長を感じさせる。阪急杯は馬体重18キロ増で出走した。「カイバをよく食べるようになって(前走は)マッチョな感じ。レースでもしっかり走れていたし、悪くないと思いました。今回はギュッと締まって、シャープになってきました。無駄な力みが取れて精神的な落ち着きが出てきたのもいいと思います」と目を細めた。

 このローテ&年齢で人気を落とすなら…。二度あることは三度ある。昨年のマイルCS覇者シャークが再び実力を見せつける。

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2015年6月3日のニュース