【毎日王冠】ワールドエース“2段追い”小牧「勝たんとアカン」

[ 2014年10月10日 05:30 ]

1頭を抜いたら、また1頭。“2段追い”となったワールドエース

 ワールドエースの鞍上には12年2月のきさらぎ賞(1着)以来の手綱となる小牧。坂路で5歳1000万のロノと併せ、これを軽くパスした瞬間、真横に他厩舎の馬が急接近し、時ならぬ“2段併せ”に。小牧が目を丸くしながら解説する。

 「凄い併せ馬だったろう?併せて抜け出してフッとしたそこへ、内からよその馬がピッチリ併せてきて“2段追い”みたいになったからね」

 2週連続の手綱で馬も覚醒した。4F51秒6~1F12秒4は伸びも反応も完璧。ダービーでは1番人気を集めた大器。長期ブランクから復帰し、1分31秒4という驚がくのレコードで駆け抜けたマイラーズCがこの馬の傑出した性能を証明している。この秋に懸ける陣営の思いを、鞍上はしっかり受け止めていた。

 「仕上がったし、あとは折り合いひとつ。ここは勝たんとアカン。勝たんことには、次がないから」

 こん身の手綱で“エース健在”を証明するはずだ。

続きを表示

2014年10月10日のニュース