【安田記念】ワールドエース２馬身先着　状態さらに上向き！

ワールドエース（手前）は、坂路でパートナーに余裕の先着

　マイラーズＣのレコードＶで復活を遂げたワールドエースが、Ｇ１獲りに王手をかけるパフォーマンスだ。坂路でタイキプレミアム（５歳１０００万）と併せて俊敏なフットワークで４Ｆ５２秒４。ラストも鞍上のゴーサインに反応して、１３秒０で２馬身先着。兼武助手も「坂路で時計が出るタイプではないが、しっかりと動いていた」と合格点を付けた。

　初のマイル戦だった前走で、直線後続を突き放す“二段階ギア”を見せ、適性は文句なし。

　「前走は休養明けで体に余裕があって、あのパフォーマンス。一度使って状態はさらに上向いている。成長著しく、今回も馬体が引き締まってプラス体重になりそう」

　５歳世代はＧ１・４勝のゴールドシップ、天皇賞・春を連覇したフェノーメノらがいてハイレベル。その中でダービー１番人気に支持された逸材が、屈腱炎を克服してマイル路線で素質を開花させようとしている。