【中山牝馬S】トーセンベニザクラ 調教パターン変更の効果あり

[ 2014年3月14日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=13日】鉛色の雲からポツポツと雨が落ち始めた午前9時すぎ、中山牝馬Sに出走するトーセンベニザクラがWコースに入った。浜田も厩舎地区の取材からスタンドに戻り、上着の水滴をタオルでぬぐいながら動きを注視。3歳馬2頭を誘導するように先行。直線も馬体を併せることなく単走の形でフィニッシュ。5F67秒8~12秒3を刻んだ。

 加藤征師のもとへ急ぐと満足げな表情。「併せ馬をするつもりはなく折り合い重視の調教。2走前から先行させるパターンに変えた。調教で気分良く走らせる方がレースでも前でうまく折り合えるようだ」。ダートの2走前は16着に大敗したが、芝に戻した前走は好位から抜け出し快勝。調教パターン変更の効果は十分だ。3歳時にはG3フェアリーSを勝ち、牝馬3冠に皆勤した実力馬。再び重賞でどんな走りを見せるか。

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2014年3月14日のニュース