【フィリーズR】ベルカント 角田師“阪神内回りなら結果出せる”

[ 2014年3月14日 05:30 ]

角田師が阪神の内回りコースなら踏ん張れると成長を語るベルカント

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、フィリーズR(16日、阪神)にベルカントを送り込む角田師を直撃した。

 ――ベルカントは前走(朝日杯FS10着)以来、約3カ月ぶりの競馬になる。

 角田師 前走後は放牧に出してリフレッシュ。このレースから逆算して帰厩し、乗り込んでいるので仕上がりは悪くない。

 ――最終追い切りは坂路で53秒5。時計的には平凡だった。

 やれば、軽く51秒台をマークできる。ただ、テンションを上げたくないし、中間も好時計が出ていたので意識的に軽めに。動き自体は良かった。

 ――ラスト1Fは12秒3と伸びていた。

 以前は3F目の時計が速くなって最後に失速することが多かったが、ラストを伸ばせるようになってきた。いい傾向だと思う。

 ――中間、武豊騎手も騎乗。

 「だいぶ乗りやすくはなってきた」と。あとは競馬でもコントロールが利くといいのだが。

 ――肉体面の成長は?

 追い切り後の計量では前走時と同じ476キロ。あまり輸送が影響しないタイプなので当日もほぼ同じくらいの体で出られると思う。

 ――やはり問題は折り合い?

 決して扱いやすいタイプではないので、そのあたりが課題になってくる。幸い、帰厩後は落ち着いて走ってくれている。ただ、競馬にいくとどうなるかは正直、分からない部分が大きいから。

 ――それでも前走、結構粘っていた。

 5F通過が58秒台だったし、中山は坂があるので最後は失速。ただ、ラスト200メートルを切るまではよく粘っていた。

 ――今回の阪神も坂がある。

 坂路ではいい動きをするのでトモ(後肢)が甘いわけではない。内回りコースなら流れ次第で踏ん張れるはず。

 ――短距離路線も視野に入れている?

 よほど変な競馬をしない限り、まずは桜花賞。そのためにもいい結果が出ることを願っているし、結果を出せると思っている。

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