【アーリントンC】ミッキーアイル 重賞連覇でNHKマイルCへ

[ 2014年2月26日 05:30 ]

3歳マイル戦線で中心的存在のミッキーアイル

 春の阪神開催開幕を飾る「第23回アーリントンC」は前走のシンザン記念で重賞初Vを飾ったミッキーアイルが断然の主役だ。NHKマイルCで3歳マイル王の座を射止めるために選択したステップレース。4連勝での重賞連覇、そして本番へ…ここも持ち前のスピードで“圧逃”してみせる。

【アーリントンC】

 ミッキーアイルはシンザン記念で3連勝。重賞を勝ったことで、朝日杯FS除外のように賞金面で悩まされることはなくなった。今後は大目標のNHKマイルCに向けてどうローテーションを組むか。陣営が選択したのはここアーリントンCだ。当初はニュージーランドTのプランもあったが、気になったのが本番までの中3週のローテ。「間隔は空けた方がいい」と音無師が言うのは、前走の経験によるものだ。

 「この前はガレてて調子はあまり良くなかった。返し馬からテンションが高かったみたいだしね。最後は(2着の)ウインフルブルームに詰め寄られていた」

 スピードの違いで勝つには勝ったが、その内容から課題が見えたという。2走前のひいらぎ賞で2勝目を飾ってから、中3週のため厩舎で調整。その分もあって前走時は馬体重が2キロ減っていた。「休み明けで体重があった方が走っている」と語り、その後はG1まで逆算して“ゆったりローテ”を組むことになった。

 この中間は短期放牧を挟んで乗り込みも順調。1週前追いは坂路で4F52秒3~12秒3を刻みいっぱいに負荷をかけられた。「ジョッキー(浜中)が乗っていい動きだった。今週もしっかりやる予定。前走よりは体重は増えるだろうし、具合はいい」と納得の表情だ。

 今回は別定戦のため、他馬より1キロ重い57キロを背負う。それでも持ち味を生かせれば問題にはならない。大外枠の前走は浜中が「今までで一番良かった」と振り返るロケットスタート。内枠のウインフルブルームが控えざるを得ないほどで大きな収穫だった。先行馬に有利な開幕週の馬場コンディションもいい。マイル界の主役へ。ここもスピード勝負で圧倒してみせる。

続きを表示

2014年2月26日のニュース