SS11移籍騒動 選手会の綱紀審議委員会「処分に差つける」

[ 2014年2月26日 05:30 ]

綱紀審議委員会の状況を説明する坂巻正巳・選手会専務理事

 一般社団法人「日本競輪選手会」は25日、都内の同本部で綱紀審議委員会を開いた。一般財団法人SS11(エスエス・イレブン)への移籍を企図した村上義弘、武田豊樹、長塚智広らトップ選手を含む23人の制裁措置について協議され、出場自粛のペナルティーが科されることになった。正式決定は3月12日の理事会で承認を経てからになるが、関係者の話では「人によって処分の重さに差がつく」ことになるという。

 理事会の諮問機関である綱紀審議委員会は、午前11時から始まり午後4時半過ぎまで、約5時間半もかけて話し合われた。主な議題はSS11メンバーの処分内容についてで、今回の騒動について23人から個別に聞いた調書を基に、議論が重ねられた。出席した綱紀審議委員が「厳しい処分になった。調書が読み上げられ(出席した11人で)きちんと判断した」と話せば、別の委員は「人によっては処分の重さに差がついた」と、新選手会移籍騒動の中心人物には、厳罰処分が下される方向性であることを明かした。

 また具体的な自粛期間について坂巻正巳・日本競輪選手会専務理事は「正式決定は3月12日の理事会で承認を経てからになる。それまでに話せることはない」と話すにとどまった。

 ▼佐久間重光・日本競輪選手会理事長の話 本日の綱紀審議委員会では、委員にご苦労をかけて慎重に議論されたとの報告を受けました。正式な答申を受けて、3月12日の理事会では慎重に議論して結論を出したいと思います。

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