【阪神JF】鹿戸雄3騎に飯田祐師のマンボ魂注入

[ 2013年12月5日 05:30 ]

坂路で併せたフォーエバーモア(右)。鹿戸雄厩舎3頭の筆頭格だ

 【G1ドキュメント=4日】併せ馬!併せ馬!!併せ馬!!!村松が見守った朝一番の坂路。阪神JFに登録の3頭を含む鹿戸雄軍団6頭が一挙に登場。2頭併せが3組、5馬身間隔で一気に駆け抜けた。

 隊列を引っ張ったのは無傷2連勝中のフォーエバーモア。外アールデュラン(4歳500万)と併入。余裕の手応えで4F52秒5~1F12秒2を刻んだ。その後ろはマイネグラティア。外ダイワベスパー(4歳500万下)と、こちらも馬なりで併入し4F53秒4。最後方はエクスペリエンス。外ケンタッキーミント(2歳500万)と併入でフィニッシュして4F53秒0でまとめた。

 愛馬を見守った鹿戸雄師はエース格のフォーエバーについて「輸送があるから余裕を残した。凄くいい稽古だった」と満足顔。グラティアについて「前回より落ち着いている」、エクスペリエンスは「想像以上にタフな馬」と、抽選対象の2頭にも合格点を与えた。

 指揮官の囲み取材を終えた村松は意外な人物を発見。普段は栗東にいる飯田祐技術調教師だ。何とエクスペリエンスに騎乗していたという。同師は昨年12月調教師試験に合格、今年2月に騎手を引退してからは父・飯田明厩舎で開業準備中。メイショウマンボG1・3勝の立役者だ。「鹿戸先生に以前から声を掛けていただいていたんです。マンボが放牧に出て落ち着いたので、美浦に来ました。1週間の留学です」と説明した。美浦の坂路については「乗りやすい。でも負荷は栗東の方が掛かるかな」と、印象を語った。

 昨年、10番人気レッドセシリアで3着と波乱を呼んだ鹿戸雄厩舎。飯田祐師から注入されたマンボ魂で今年も嵐を呼ぶ。

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2013年12月5日のニュース