【セントライト記念】ケイアイチョウサン しっかり負荷12秒9

[ 2013年9月13日 06:00 ]

2週連続で横山典がケイアイチョウサン(手前)の追い切りにまたがった

 月曜中山で行われる菊花賞トライアル「セントライト記念」(16日、3着まで優先出走権)の追い切りが12日、美浦、栗東トレセンで行われた。重賞連覇を狙うケイアイチョウサンは横山典が騎乗しての併せ馬。馬なりながらもきっちり併入して仕上がりの良さをアピールした。

【セントライト記念】

 ケイアイチョウサンは、Wコースでクラリスピンク(5歳1000万)と併せ馬。1週前に続き横山典が手綱をとり、3馬身半追走でスタート。直線は馬なりながらも、しっかりと内から馬体を併せて併入した。5F68秒2~1F12秒9。見守った小笠師は「2週続けてジョッキーに乗ってもらって負荷をかけました。体がしっかりしてきたから、どんどん仕掛けても大丈夫。うまく仕上がりました」と満足げ。

 デビュー戦は444キロで迎え、前走・ラジオNIKKEI賞は438キロとコンパクトな馬体。「体重は変わりないが、いい形で夏を越せたんでしょう。筋肉がつくところについて、ガッシリと大人っぽい体つきになった」と、師は成長に目を細めた。精神面についても「まだ幼いところが残るが、競馬では利口なので心配していない」と頼もしいコメント。

 「見事な内容。あんなにうまくハマるとは」と師が目を丸くしたラジオNIKKEI賞。「イェ~イ、天才!!」と横山典が思わず雄叫びを上げた鮮やかなイン強襲。「みんな直線での攻防を神騎乗と言うけれど、4コーナーまで最小エネルギーで進めたのが良かったんだ」と回顧した鞍上だが、巧腕が導いた勝利であることに間違いない。

 未知の2200メートルだが「血統的に対応してくれるだろう」と師。「ジョッキーが手の内に入れていてくれるから、結果を出してくれれば」と締め、菊前哨戦へ向け万全の態勢が整ったようだ。

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2013年9月13日のニュース