【中山金杯】ニシノメイゲツ 荒れる巳年の主役に

[ 2013年1月3日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・美浦=2日】巳年の中山金杯は荒れる。5番人気でVの77年ハーバーヤングを皮切りに、89年は6番人気ニシノミラー、01年は8番人気カリスマサンオペラ。「うちの馬も出られればチャンスはある」。ニシノメイゲツを管理する田村師は鏡餅が飾られた調教師席で梅崎に熱弁を振るった。

 フルゲート16頭。登録段階では賞金19番目だったが、昨年末に2頭が回避し、17番目に。「ディセンバーS(6着)は外枠(7枠12番)のため位置取りが後ろに。それでも最速の上がり(34秒8)で差を詰めた。ハンデ53キロなら通用する。出したい」。この日の坂路追いでも余力十分に4F52秒2。師のボルテージは上がる一方だった。その後、さらに回避馬が出て、出走確実に。仲のいい加藤征師が同師にささやいた。「うちのシャドウゲイト(07年V)も賞金17番目でしたが、直前で滑り込めたんです。あの時もハンデ53キロでした」。

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2013年1月3日のニュース