【ジャパンC】ジョーダン本物2着 先行策ズバリ

[ 2011年11月28日 06:00 ]

 天皇賞・秋Vはダテではなかった。トーセンジョーダンが6番人気の低評価をあざ笑うかのような走りで2着。残り200メートルで先頭に立つと、最後までブエナビスタに食らいついた。「きょうのブエナは強かった」。ウィリアムズは勝ち馬に脱帽しながらも「天皇賞・秋の映像をすり切れるほど見て、フロックではないと自信を持って乗った。もっと人気になっていい馬だよ」とジョーダンの実力にも太鼓判を押した。

 陣営の読みも当たった。超ハイペースを後方から差し切った天皇賞・秋から一転、今度は先行策に出た。大外枠から、逃げるミッションアプルーヴドの直後につける。スローペースの2番手を楽に追走し、ウインバリアシオンのまくりにもリズムを崩すことはなかった。「本来は4、5番手が理想かと思ったが、超スローになると思い2番手で競馬をした」とウィリアムズはしてやったり。池江師も「スローがみえみえだったので、前に行く作戦。最高にうまく乗ってくれたが、ブエナが強いよ」と納得の表情だった。

 次走は有馬記念を予定。ウィリアムズは「有馬は期待してください」と力強くアピールした。昨年も逃げて5着と健闘したが、あれから格段にパワーアップした。差してよし、行ってよしの自在性は大きな武器。引退戦となるブエナビスタ、厩舎の後輩にあたる3冠馬オルフェーヴルの強力なライバルとなりそうだ。

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2011年11月28日のニュース