【江戸川大賞】異次元の加速!重野哲之が優勝

[ 2011年6月17日 06:00 ]

 ボートレース江戸川のG1「開設56周年記念・江戸川大賞」優勝戦が16日に行われ、1号艇の重野哲之(32=静岡)がインから逃げ切って快勝。優勝賞金900万円を獲得するとともに、昨年12月の東海地区選手権以来2回目のG1制覇を飾った。

 力が違った。起こしのタイミングは6艇の中で最も遅かった重野だが、1人だけ別次元の加速を披露して、決めたスタートはコンマ06のトップS。「仕上がりは抜群だったしスタートもほぼ全速。2Mで突風にあおられて平尾さんに迫られたけど、エンジンが連れて行ってくれた」と初日から見せていた節一パワーで道中のアクシデントも見事に乗り越えた。

 これでG1は2勝目。ただ、今回の優勝は前回よりも重野の中で大きな意味を持つ。「地区選は東海限定のレース。“周年という全国区のG1で優勝しろ”と師匠(片山友多加)から言われていたし、これでもう一つ上のレベルを目指すことができる。ここは通過点にして、賞金王決定戦に出ることを目標にしたい」。この優勝で今年の獲得賞金を2734万円とし、賞金ランク10位前後に浮上。賞金王圏内に食い込んできた重野が、江戸川の流れに乗って年末の大一番まで突っ走る。

続きを表示

2011年6月17日のニュース