【マーメイドS】一発大駆けへ!宮崎「今回は上手に乗る」

[ 2011年6月17日 06:00 ]

<マーメイドS>セラフィックロンプとコンビを組む宮崎北斗騎手

 平松さとし氏の「キーマンの懐へ」では、阪神メーン・マーメイドSのセラフィックロンプの手綱を取る宮崎北斗騎手(22)の胸の内に迫った。

 ――セラフィックロンプの前走(中京記念12着)は馬群の中での競馬。

 宮崎 抑えてという指示だったのですが、僕が上手に乗ってあげることができず、厳しい競馬になってしまいました。

 ――やや重馬場で内の悪いところを通らされた。

 はい。ただでさえ繊細な面のある馬なので馬場の悪いところを走らされたのはこたえました。それもあって、終始リズムに乗り切れない感じでした。

 ――前々走(京都記念9着)は押してハナへ。

 骨っぽいメンバー構成だったので、勝ち負けに持ち込むならああいう形しかないかと思いました。

 ――トゥザグローリーにすぐ後ろにつかれたのは厳しかった。

 そうですね。上位がG1でも勝ち負けするようなメンバー(2着メイショウベルーガ、3着ヒルノダムール、4着ダノンシャンティ)だったので、この時の敗戦は悲観していません。

 ――3走前に愛知杯を勝った時は好位追走。

 牝馬同士のG3ならどういう形でも競馬ができる。折り合えば最後までしっかり伸びるタイプです。

 ――昨年のこのレースは逃げて2着。今年は?

 昨年は今までとは違う競馬をさせてあげようと思い逃げました。でも、今年も同じ作戦で行こうとは考えていません。枠順とメンバー、あとはスタート次第で臨機応変に立ち回るつもりです。

 ――中間はノータッチ。

 はい。この馬は普段から厩舎のスタッフの方が仕上げてくれます。今回は“戻って日が浅いけど悪くはない”と聞いています。

 ――出走馬中最高齢の7歳。

 レース数も走っているけど元気な馬です。年齢的な衰えは感じません。

 ――他の武藤厩舎の馬同様、両前脚にバンデージをしています。

 特に脚元に不安のある馬ではありません。バンデージは予防の意味もあってしているのだと思います。

 ――阪神は先週は雨が降ったけど、その前は超高速馬場でした。

 道悪もこなせるタイプだけど、硬い馬場が合う馬。牝馬同士ならいい勝負できる能力を持っているので馬場に関しては何も心配はしていません。

 ――重賞での好走は常に人気薄の時。

 一発大駆けのあるタイプですよね。今回も何とかいい競馬ができるように上手に乗ってあげたいと思っています。

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