名古屋のホープ“大志”を抱いて南関修行中

[ 2011年6月17日 06:00 ]

技術研さん枠で南関で騎乗している持原大志騎手

地方競馬です!!

 初めての南関騎乗。「厳しい環境の中で自分を追い込みたい」と言う名古屋のホープ、持原大志騎手(27=川崎)の挑戦が続いている。

 「直線が長いのに、川崎コースは皆が思った以上に早く仕掛けてくる。名古屋と南関では乗り方が全然違いますね」と慣れない環境に戸惑いながらも、15日、川崎7Rでうれしい初勝利を挙げた。だが、満足感はない。「(川崎の左回りコースを)意識していても、自分の体が(名古屋コースの)右回りのバランスになっていて終始外側を回るロスがあった。きょうは馬の力で勝ったけど際どい勝負でこれでは厳しい」。2馬身1/2差の完勝でも、自らの騎乗は課題の残る内容だったと顔をしかめた。

 技術研さん枠での騎乗期間は8月20日まで。その間に何勝できるかという記録より、どこまで自分の騎乗スタイルを理想形に近づけられるかにこだわっている。「どんなコースでも、どんな馬でも、きっちり自分の考えた通りに乗れるようにしたい」。ここまで浦和、川崎で計6戦を消化。“大志”を抱いての挑戦はまだ始まったばかりだ。27歳でもまだデビュー4年目と、伸びしろは十分。2カ月後の騎乗スタイルに注目したい。(秋田 麻由子)

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2011年6月17日のニュース