【ローズＳ】ストリートがレコードＶ！ブエナ斬りだ

＜ローズＳ＞快勝したブロードストリートをねぎらう藤田騎手

　２０日、阪神競馬場で行われた秋華賞トライアル「ローズＳ」は、ブロードストリートがレコードＶ。人気のレッドディアザイアは春の２冠に続き、またも２着に終わった。

【レース結果
】

　藤原英厩舎が誇る３本の矢。ローズＳを射止めたのはブロードストリートだ。単勝２８・２倍＝５番人気、３頭の中で、もっとも評価は低かったが、１分４４秒７の驚異のレコードでレッドディザイアを倒したのだから、その価値は絶大だ。
　「強いな、やっぱり」と藤原英師。続けて「もう少し成長してほしいと思っていた。こちらの見えないところで成長していたね」。その成長ぶりを実際に示したのは藤田だ。スタート後は積極的にレースを運ぶ。「春は消極的な面もあったので、ペースうんぬんでなく、いつもより前めにつけた」。仕掛けをギリギリまで我慢し、瞬発力を引き出してレッドディザイアを首差抑え込んだ。「相手も強い馬。何とか辛抱をと思ったが、よく走ってくれた」と藤田。そして「強い馬を１頭倒したが、もう１頭いる。逆転を目指して頑張りたい」と打倒ブエナビスタを口にした。

　◆ブロードストリート　父アグネスタキオン　母フィラストリート（母の父コジーン）牝３歳　栗東・藤原英厩舎所属　馬主・下河辺行雄氏　生産者・北海道日高町下河辺牧場　戦績７戦４勝　総獲得賞金１億１５１１万９０００円。