【オークス1週前】ブエナ偉業へ11秒7好状態

[ 2009年5月14日 06:00 ]

1週間前追い切りを行ったブエナビスタ

 オークスの1週前追い切りが13日、美浦、栗東トレセンで行われた。圧倒的な強さで桜花賞を制したブエナビスタ(松田博)は栗東で順調な仕上がりぶりをアピールした。いつもと同じDWコース。先行する外カルカソンヌ(3歳500万)をあっさりかわすと、5F67秒2~ラスト1F11秒7でフィニッシュ。松田博師は「変わりないね」と状態の良さに胸を張った。

 2歳牝馬限定G1(現在の阪神JF)が創設された91年以降、阪神JF→桜花賞→オークスのG13連勝を決めた牝馬は1頭もいない。92年ニシノフラワー、01年テイエムオーシャンの2頭は最後のオークスで敗れた。名牝と呼ばれる存在でも一気の距離延長は楽ではない。それでもトレーナーの強気は変わらない。
 「早く長い距離になってくれないかと思ってきた。瞬発力がいい馬で、かわすまでにも長い脚が使える。今度は馬群がバラけるから楽でいいと思う」
 勝てば史上初の偉業。ウオッカだけではない、栗東には歴史的な牝馬がいる。

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2009年5月14日のニュース