万哲 「侍」カレッジが一刀両断!/高松宮記念

[ 2009年3月29日 06:00 ]

<高松宮記念>万哲はトウショウカレッジを本命に推した

 絶好調・万哲はカレッジで勝負!!春のG1開幕戦「第39回高松宮記念」は29日、中京競馬場でゲートイン。16週連続万馬券的中と波に乗る万哲こと小田哲也記者は9番人気の伏兵トウショウカレッジに◎。乱ペース必至の電撃戦で自慢の剛脚が爆発すると断言した。

 ◎トウショウカレッジは昨秋のスプリンターズS(6着)と一緒。で、すぐに見限るようでは…。「侍ジャパン」を見よ。1度や2度の敗戦にへこたれず、おいしいところ!?を持っていくのは穴党の処世術のはず。スプリンターズSの前半3F(600メートル)33秒6はG1の1200メートルではスローに近い先行馬ペース。最終4角で14番手の大外ではメンバー中No・1の33秒7で伸びても無理。「展開の読み違い」と言われればそれまでだが、悲しいかなこれが追い込み馬の宿命だ。
 万が一、前哨戦の阪急杯(5着)のように先行馬の“行った、行った”なら潔くあきらめる。ただローレルゲレイロ、ビービーガルダンに対し、モマれたくないコスモベルやスリープレスナイトも内から反発必至。ズバリ、激流!!ここで展開不利のスプリンターズSでも、勝ち馬から0秒4差に突っ込んだカレッジの鬼脚が生きてくる。
 (1)切れ味No・1 武器は550キロを超す巨体から繰り出す剛脚。毎回のように上がり3F33秒台をマーク。位置取りが後ろ過ぎた阪急杯も3F34秒6はメンバー最速。ツボにハマれば、まとめて抜き去る破壊力がある。
 (2)左回りの鬼 中京芝は9戦3勝。昨秋以降の好走は同じ左回りの東京(11月オーロC2着、2月バレンタインS1着)に集中しているように、究極のサウスポー。特に昨年のテレビ愛知オープン(1着)の1分7秒5が光る。きょうは晴れ予報で高速決着は確実。最高の舞台だ。
 (3)必殺イン差し 注目は“外差し一辺倒”ではない点。巨体に似合わぬ器用さと馬群OKの根性の持ち主。テレビ愛知オープンは1頭分あいたスペースを狙って内を一気。昨夏の函館スプリントS(2着)は最内1番を生かして馬群を縫った。絶好の内寄り5番。さばき達者の内田騎手は内狙いの“裏技”も頭に入れつつ、大胆に攻めるはずだ。
 25日の最終追いは坂路で4F51秒0の好時計。スリープレスナイトがぶっつけ本番で、キンシャサノキセキは前走10着。臨戦過程も“昨秋の2強”に比べ優位に立っている。理想の左回り、時計勝負。カレッジが伝家の宝刀で混戦に断だ。馬単(5)=(8)(14)、(5)―(3)(4)(9)(13)(15)(小田 哲也)

 ≪万哲3連単の狙い≫トウショウカレッジの末脚がうなる展開なら、相手も差し馬。特にファリダットは脅威。折り合いに心配のない1200メートルなら、道中のエネルギー消耗がない分、末脚の威力がアップする。左回り巧者ドラゴンファングはタメる器用さも備える自在派。大穴は絶好の3番を引き当てたアポロドルチェ。経済コースの内寄りをロスなく浮上の形なら、昨秋スプリンターズS(5着)以上の好走も。(5)の1着固定で(3)(4)(8)(9)(13)(14)(15)42点で勝負。

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2009年3月29日のニュース