ヒーロー破った“あの子”が参戦/ステイヤーズS

[ 2008年12月3日 06:00 ]

<ステイヤーズS>三浦皇成騎手とビエンナーレ

 中山初日のメーンは師走名物のマラソン競走「第42回スポニチ賞ステイヤーズS」。長距離戦に抜群の適性を示すビエンナーレが重賞初Vを目指してエントリーしてきた。

 2走前の札幌日経オープンでは今をときめくJC馬スクリーンヒーローを2馬身半差突き放して逃げ切り勝ち。「競馬場や距離など条件が(ジャパンCとは)違いますから。ただ、あの馬に勝てたことは自信にはなる」と三浦皇成騎手。やや距離不足と思われた前走・エリザベス女王杯でも直線ですぐ先頭に立って見せ場をつくった。
 「最後もバテずに頑張った。内容としては100点でしょう」
 今回は3600メートル。自信を持って臨む一戦だ。「状態は引き続きいい。距離がかなり延びて間違いなくいい勝負になると思う」と若武者は自信を隠さない。「ゲートをうまく出るので前めで運べることが大きい。何頭か骨っぽい馬もいるが互角の勝負になっていいと感じている」。マンハッタンスカイの回避が決まったことで単騎逃げの可能性も高まった。三浦の大逃走に期待だ。

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2008年12月3日のニュース