ビッグマネーへいざなう小倉競馬

[ 2008年7月29日 06:00 ]

 関東の競馬ファンにはなじみの薄い小倉競馬場だが、高額配当の宝庫として西日本には支持するファンも多い。典型的なローカルの小回りコースで芝直線は293メートル(ダートは291メートル)。全体的に平たんだが、2角付近が小高い丘となっているのが特徴。基本的には先行馬有利。一方でコース幅が30メートルとローカル6場では最も広いため、馬場の荒れてくる後半は外差し有利の傾向が強まる。

 00年以降の夏開催の騎手別成績では福永が2位以下を引き離してトップに立っているが、同騎手は近年、夏の主戦場を新潟に移している。小倉記念が行われる芝2000メートル戦に限定すると、浮上するのが佐藤哲、川田。佐藤哲が騎乗する予定のサンレイジャスパーは昨年の優勝馬、川田のダイシングロウも小倉1戦1勝と人馬ともに相性が良く目が離せない。
 3連単の指標となるコース別3連複の平均配当では、ダート1700メートル戦が最も荒れているが、他のコースも軒並み1万円を超えており、3連単なら10万円超えが頻出する計算になる。
 小倉では、05年に“小倉3冠”(小倉大賞典、北九州記念、小倉記念)を達成したメイショウカイドウが誘導馬として活躍中。朝イチから3連単を買える今夏こそ、夢配当を求めて九州へ旅打ちに出かけてみてはどうだろう。

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2008年7月29日のニュース