エリザベスクィーン 165連敗でストップ

[ 2008年7月29日 15:36 ]

 兵庫県尼崎市の園田競馬で29日、中央、地方競馬を通じ最多連敗記録を更新中だった7歳牝馬エリザベスクィーンが、第8レースで初勝利を飾り、デビュー戦以来の連敗を165で止めた。

 この日のエリザベスクィーンは4番人気。スタート直後から2番手の好位置をキープし最後の直線でスパート。ゴール直前で前の馬をかわした。
 栗林徹治調教師(41)は「長いトンネルを抜けてよかった。これで一気に連勝したい」。二月から騎乗している板野央騎手(26)は「今まで悔しい思いをしていたが、大きなレースに勝てたぐらいうれしく思う」とコメントを発表した。
 エリザベスクィーンは北海道日高町生まれ。丈夫で素直な性格。2003年6月から地方競馬を転戦したが1度も勝てず今年6月17日、162連敗を“達成”して16年ぶりに記録を更新した。
 兵庫県競馬組合の小山善三郎事務局長は「不名誉な記録は残したが、知名度アップの面でエリザベスクィーンの活躍はありがたい」としている。

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2008年7月29日のニュース