ふっくらと ディープ1番子が独り立ち

[ 2008年7月29日 06:00 ]

北海道新ひだか町の鳥井牧場で順調に生育しているディープインパクトの1番子

 今年1月9日に北海道・新ひだか町の鳥井牧場で誕生したディープインパクトの1番子(牝、母ロングディライト)が、乳離れして競走馬として独り立ちする第一歩を踏み出した。

 母子は26日まで同じ馬房で過ごし、昼間の放牧も同じ場所で行っていたが、27日からは馬房も放牧地も別々となり、母馬からの授乳も最後となった。牧場長の鳥井一吉さんによると「まだ鳴いて母馬を呼び、寂しがっている」状態だが、同じ場所で放牧されている別の当歳馬とじゃれ合うなど元気いっぱい。「1月生まれということもあるが、この時期の当歳にしては体が大きい」(鳥井場長)と順調に成長している。
 あと1カ月ほどで鳥井牧場を離れ、育成施設のある牧場で競走馬としての本格的な訓練がスタートする。売却先は「ナリタ」「オースミ」の冠名で知られる山路秀則氏(馬主登録名(株)オースミ)で、所属は栗東・沖厩舎の予定。

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2008年7月29日のニュース