2016年NHK大河ドラマ「真田丸」

「真田丸」イケメン秀頼役の中川大志がアピール「大坂の陣、絶対勝ちます!」

[ 2016年10月8日 23:30 ]

トークショーに参加した片桐且元役の小林隆(左から2人目)、秀頼役の中川大志、秀次役の新納慎也(C)NHK
Photo By 提供写真

 NHK大河ドラマ「真田丸」(日曜後8・00)で豊臣秀吉に縁の深い家老・片桐且元役を演じる俳優の小林隆(57)、関白秀次役の新納慎也(41)、秀吉と茶々の子供として、豊臣家を引き継いだ秀頼役の中川大志(18)が8日、佐賀県唐津市のひれふりランドで行われた「『真田丸』メモリアルトークショーin佐賀~豊臣の思い出を語る日~」に参加。栄華を誇った豊臣時代の「真田丸」と、豊臣家VS徳川との決戦を前にした今後の「真田丸」について、出演者ならではの視点でトークを繰り広げた。

 トークショーには元服後、若武者に成長した“イケメン秀頼”がいよいよ登場というタイミングでの中川参戦ということもあり、会場には雨にもかかわらず10代の女性客が多数詰め掛けた。

 ドラマの中で自刃した秀次役の新納は、現在は一人の視聴者として毎週の放送を楽しみに見ているという。だが、秀頼の登場回が「カッコ良すぎる」と軽妙なジャブを繰り出す場面も。キャスト発表で中川と一緒になった際に「彼(秀頼)のせいで僕(秀次)は切腹に追い込まれるんだな!」と、モヤモヤした気持ちだったと告白した。いまは、立派な秀頼を視聴者目線で見ながら「よ~し!」と、我がことのように応援し、誰よりもエールを送っていると明かした。

 且元役の小林は、様々な事件を引き起こしたり、ややこしい事態を、さらにややこしくしてしまう且元について、さも自身が引き起こした不手際のように小林は恐縮しながらも、真っすぐで一生懸命である且元を若い頃から演じられていることに、本当に満足している様子。小林の語る一言一句に、会場の男性客から力強い拍手が巻き起こっていたのも特徴的だった。

 秀頼を演じる中川は、水色の羽根が生えた秀吉の陣羽織を内緒で身にまとって記念写真を撮ったと暴露。うらやましがる2人を含めてトークショー全体を通じ、豊臣のタスキを受け継いでいこうとする3人の熱い思いが、垣間見られた。

 トークショーには石田三成役の山本耕史(39)をはじめ、大谷刑部役の片岡愛之助(44)、福島正則役の深水元基(36)、今後の豊臣と運命をともにする牢人役で、かつての主家が秀吉チルドレンだった元黒田家家臣で後藤又兵衛役の哀川翔(55)、元宇喜多家家臣・明石全登役の小林顕作(45)、元加藤家家臣・塙団右衛門役の小手伸也(42)ら出演者から続々と寄せられたボイスメッセージも披露された。

 秀吉を熱演した小日向文世(62)からは「秀頼のこと、くれぐれも頼む…。源治郎…」と秀吉そのものの声でメッセージが寄せられ、ゲストも観客も一瞬静まり返る一幕もあった。

 終演に際し、秀頼役の中川が「これから始まる大坂の陣、絶対勝ちます!!」とアピール。大雨洪水警報が出るあいにくの天気の中、約750人のファンが会場を埋めて「真田丸」最終章に向け、一体感のある盛り上がりをみせた。

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