宝塚・彩海せら初主演作が開幕 難役を細かな表情とセリフ回しで表現、力強い歌声で魅了

[ 2024年1月24日 17:45 ]

初の主演ミュージカルで客席を魅了する彩海せら(左)
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 宝塚歌劇団月組スター、彩海せら(あやみ・せら)の初主演作「Golden Dead Schiele(ゴールデン・デッド・シーレ)」が24日、兵庫・宝塚バウホールで開幕した。

 28歳という若さで亡くなった20世紀初頭の画家、エゴン・シーレの波乱に満ちた人生を描いた力作。演技力に磨きのかかった彩海は、周囲の反対を押し切り画家への道を歩む力強さ、理解を得られない苦悩、複雑な女性関係など難しい役どころを細かな表情とセリフ回しで表現し客席を引き込んだ。

 力強く深い歌声でも魅了。月組はトップスター・月城かなと(つきしろ・かなと)、トップ娘役の海乃美月(うみの・みつき)が次回の大劇場公演を最後に退団することが決まっておりこの後、彩海の活躍が期待される。そんな中での堂々とした初主演となった。

 シーレの理解者で、「接吻」で広く知られるグスタフ・クリムトには夢奈瑠音(ゆめな・るね)がふんし、確かな演技力で見せた。同公演は2月4日まで。

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