アニソンのカリスマ・梶浦由記氏 デビュー30周年で初の歌詞集発売「これからも音楽を続けたい」

[ 2023年7月29日 22:59 ]

初の全曲詞集「空色の椅子」の出版記念イベントに登場した音楽コンポーザーの梶浦由記氏 (撮影・小田切 葉月)
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 アニメ界でカリスマ的な人気を誇る音楽コンポーザーの梶浦由記氏(年齢非公表)が29日、都内で初の全曲詞集「空色の椅子」(飛鳥新社)の出版イベントに参加した。

 「鬼滅の刃(やいば)」「魔法少女まどか☆マギカ」など数々の人気作品に携わり、今年デビュー30周年。「緩やかなクレッシェンドで歩んできて、幸いなことにずっと音楽を続けて来れて本当にありがたい」と振り返った。

 これまでも人生観などをつづった著作の打診はあったが、「時間をかけて本を書くなら、その分音楽を作った方がいい」と断ってきた。今回は歌詞集。「唯一、責任を持って世に出してきた言葉たち。本にするのはふさわしい」として出版を決めた。過去作品全230編が収録され、梶浦氏の紡いできた言葉を楽しめる一冊となっている。

 アニメ音楽界の“レジェンド”として、若い世代にアドバイスを求められることも多いが「今の若い子たちなりの音楽の作り方があるので、私は何も教えられないですよ」と話す。それでも、1つだけ確かなことがある。「30年やってきましたけど、音楽は全然飽きない。私はまだまだ音楽を続けたいし、ぜひ楽しんでほしい」と明るく語った。

 今年12月には日本武道館で初めて、梶浦氏が手掛けた曲のみが歌われるライブ「Kaji Fes.2023」が2日間開催される。「私の音楽の見本市のようなライブになります」とアピールした。

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