小川泰平氏 岸田首相、爆発物襲撃事件で犯人取り押さえた“漁港のおっちゃん”「是非SPに欲しいぐらい」

[ 2023年4月16日 11:21 ]

東京・赤坂のTBS
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 元警察官で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏が、16日放送のTBS「サンデージャポン」(日曜前9・54)に生出演。岸田文雄首相が衆院和歌山1区補欠選挙応援のため訪れた演説会場で、筒状のものが投げ込まれ爆発した事件について言及した。

 和歌山県警は威力業務妨害容疑で兵庫県川西市の職業不詳、木村隆二容疑者(24)を現行犯逮捕。木村容疑者をSPに先んじて取り押さえたのは50代の男性漁師だった。同容疑者が持ち込んだ筒状の爆発物は2本で、うち1本が破裂した。残り1本は現場に残っていた。

 小川氏は「映像を見る限り鉄製のパイプ爆弾だと思う」と爆発した筒状のものに言及。「60年代、70年代、50年ぐらい前に過激派がよく使ってた物です。この中に実際にはパチンコ玉を入れたり、釘を入れたりして、爆発した破片で負傷することは多い」とし「安倍総理の時のような銃器ではないので、製造が弾を発射する機能がない分、比較的に簡単に製造できる」と語った。

 そして「実際、実験していたとは思うんですが、ライターを手に持ってたので火を付けて投げたんでしょうが、投げてから時間がかかって爆発している。それが不幸中の幸いで、投げてすぐ爆発するようなことが起きたら負傷者、もしくは岸田総理が何か負傷しているようなことも考えられますね」と爆発まで時間を要したことが大きな被害を生まなかったのではとした。

 また、今回の警備について「映像を見ると、聴衆の中に私服の警察官が何名か配置されてました」とし「今回、漁師の方が、人を何人かかきわけて、誰も周りが反応してない時にいきなり制圧した」と取り押さえた50代の男性漁師に言及。「私はこの俊敏さ、行動力、判断力が素晴らしいなと。逆に言うと、是非SPに欲しいぐらい。素晴らしい行動」と勇敢さを称えた。

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2023年4月16日のニュース