橋下徹氏 東国原氏敗北の宮崎知事選で二大政党制に言及「東さんの得票数と、その他政党の得票数が均衡…」

[ 2022年12月26日 08:49 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(53)が26日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。任期満了に伴う宮崎県知事選は25日投開票の結果、現職河野俊嗣氏(58)=公明推薦、社民支持=が、元職東国原英夫氏(65)との激戦を制し4選を果たしたことについてコメントした。

 東国原氏は知事時代に副知事だった河野氏に戦いを挑んだが、返り咲きはならなかった。河野氏に当選確実が出た後、事務所に姿を見せた東国原氏は「残念です。力不足。完全に私の資質不足でした」と肩を落とした。今後の政治活動については「白紙」とした。組織や団体の支援はなく、自身の後援会を中心に選挙戦を展開。最終日の24日には、東国原氏の前妻で女優のかとうかず子(64)がサプライズで宮崎入り。2人の息子である加藤守氏(32)が東国原陣営の政策担当として協力しており“家族総出”の選挙戦を演出して、有権者に訴えたが及ばなかった。投票率は56・69%で、2018年の前回選を22・79ポイント上回った。

 橋下氏は「県民の判断ですから、河野さんが当選したということは重く受け止めなければいけないと思う」としたうえで、「ただ前回の宮崎県知事選の投票率が34%。それが56%にはね上がる。22%はね上がるって、これはもう尋常なことじゃないですね」と投票率に言及。「これは東(東国原)さんがある意味、うねりを起こしたということになると思うんです。今、国政を見ると、与野党があまりにも与党が強すぎて野党がものすごい弱いわけですね。僕は与野党が切磋琢磨(せっさたくま)する政治というのを、僕はそうなってほしいなというものすごい願望がある」とし、「宮崎県の知事選と見るとですね、東さんの得票数と、その他政党の得票数が結構均衡しているわけですから、ある意味、二大政党制に近いわけなんですよ」と指摘した。

 そして「東さん、今後、政治活動どうされるか、まだ白紙だって言ってますけど、ぜひ宮崎県で地域の中で二大政党制の形をつくってもらいたいですね」と言い、「大阪は今そうなって自民党と維新が切磋琢磨しています。明石市の泉市長が子育て政策で全国的に知名度が広がりましたが、今回、泉市長は退任されますが、地域政党をつくって今度の統一地方選挙で自民党と切磋琢磨する。僕は、国政で野党が野合談合して国会議員が集まるよりも、こういう形で地域で風を起こせば、自民党に拮抗するような勢力ができるわけですから、こういう形で二大政党制をつくってもらいたいなというのが願望です」と自身の考えを述べた。

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2022年12月26日のニュース