「silent」脚本・生方氏「ぶっちゃけ海外って興味ない」とキッパリ 韓国ドラマにもハマらないワケ

[ 2022年12月18日 14:12 ]

主人公の青羽紬を演じる川口春奈(フジテレビ提供)
Photo By 提供写真

 多くの芸能人がファンを公言するなど、もはや“社会現象”と言っていいほどの大反響が続いているフジテレビの連続ドラマ「silent」(木曜後10・00)を手がける脚本家の生方美久氏(29)が18日、同局の「ボクらの時代」(日曜前7・00)に出演。日本語の作品への熱い思いを明かした。

 本作が連続ドラマデビューとなる生方氏はこの日は同作の演出の風間太樹氏(31)プロデューサーの村瀬健氏(49)とともに番組に出演。同作についてや、それぞれのパーソナリティーや脚本のこだわりなどを語り合った。

 大学時代に映画が好きになったという生方氏。当時は大学で助産師の勉強をしていたそうで、「夢でしかないというか、本気で目指そうとはしなかった」といい、社会人になり、とあるきっかけで映画監督を目指したという。ただ、前職では夜勤などもしており、学校などに入って学ぶのは難しく「好きな監督が自分でオリジナルで脚本書いて自分で撮る人ばっかりだったから、自分で脚本を書ける人になりたいと思って、独学で書き始めた」「自分で調べて、月刊ドラマとか月刊シナリオとか買って勉強した」と明かした。

 そんな生方氏は「韓国ドラマとかがそんなにハマらない」とキッパリ。「私、日本語が好きだからなんです。『silent』とかまさにそうですけど、日本語じゃないとつながらない部分がある。同じ言葉だけど、違うシーンで違う意味で使うとか、人によって違う意味で捉えられる言葉とか、あれって日本語じゃないと意味がないもの」だとし、「これって、もし海外で翻訳されて出たら海外の人には伝わらないんだっていう悲しさがある」と言語愛と同時にもどかしさも口にした。

 「私は日本のドラマとして、日本語の良さ、日本語の面白さ、ある意味、残酷さを書きたいから、ぶっちゃけ海外って興味ない」と告白。「海外で配信されても、すごいんだ、おめでとうって思うだけですごいうれしいってない。日本人に見てほしい。日本語が分かる人に見てほしい」と熱く語った。

続きを表示

この記事のフォト

2022年12月18日のニュース