ヒカキンが謝罪 大反響だった鬼ごっこ動画を非公開へ 不正疑惑の声でミス発覚「言葉を失いました」

[ 2022年10月3日 03:44 ]

ユーチューバーのHIKAKIN(ヒカキン)
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 ユーチューバー・HIKAKIN(ヒカキン、33)が2日に自身のYouTubeチャンネルを更新。8月7日に投稿した夏の“大型企画”の“ヒカキン鬼ごっこ”動画を非公開にすることを伝え、参加者や視聴者らに謝罪した。

 ヒカキンは今年の夏の“大型企画”として8月7日に「チャンネル登録者数合計6300万人以上、オールスター参戦!」と掲げ、トップユーチューバーたちが参戦した“鬼ごっこ”動画を配信。ルールは「ヒカキンのマスクを被った『オニキン』軍団から逃げ切れたら100万円!」というものだ。富士急ハイランドを貸し切って開催された。

 動画は同日の午後7時に動画がアップされると、同時接続数(リアルタイムで視聴している人数)が最大で28万人を超えるという、規格外の数字を記録。8日の午後7時時点での再生回数は460万回を超え、YouTubeの急上昇ランキング1位も獲得するなど大反響を呼んでいた。

 ヒカキンは「『ヒカキンおにごっこ』動画非公開について」と題して2日に自身のYouTubeチャンネルを更新。神妙な面持ちのヒカキンはいきなり頭を下げ、「ヒカキンおにごっこ」の動画を非公開にしたことを伝えた。「当時参加してくださったチャレンジャーの皆様全員と、鬼として頑張ってくれたセイキン、デカキンさんには直接謝罪させていただき、ご理解をいただいた上で、この動画を撮影して公開しております」とした。

 「ヒカキン鬼ごっこ」の撮影に関わったのは180人以上で「今回非公開にするという判断になってしまい、企画に携わってくださったみなさん、そして楽しんでいただいた視聴者のみなさま、この度は本当に申し訳ございませんでした」と再度頭を下げた。

 非公開にする理由については「当日の鬼ごっこがゲームとして成立していなかったのではないかと今、僕が判断したからです」とした。ヒカキンは、自身の頭の整理が追いつかない状況だが、いち早く視聴者や関係者に報告したい思いで動画を投稿したとも伝えた。

 経緯については、当時の鬼ごっこ関係者の間で逃げ切った人の数を少なくするため、ゲーム終盤に10分間の延長が突然行われたのではないかと不正疑惑の声が上がっていることを知ったことから始まった。ヒカキンは「正直耳を疑いました。何のことか全く理解ができませんでした」と身に覚えがなく、「悪意を持って不正をして逃げ切る人を少なくしたという、そういった行為は一切ありません」と不正疑惑は否定した。

 ただ、不正疑惑の声が上がったことに「僕自身が把握できなかったことが何か起きていた可能性もある」と、すぐに現場での判断を一任していた制作スタッフに事実確認した。すると「ここにきて、チャレンジャー側と制作サイドで大きなすれ違いが生じてしまうミスが発覚しました」と衝撃の事実を知ることになった。

 ゲームの中盤に「カメラマンの転倒」と「参加者が体調に違和感」のアクシデントがあり、その対応を最優先に行った。その結果「中盤に約10分程度、ゲームとしてうまく行われていない時間が発生してしまいました」と、一部で10分間の中断も、全体のゲームは進行しているというあいまいな時間が生まれていた。

 その「10分間」をやり直すため、「この後のチャレンジャーのみなさんが全員集まって一度タイマーがストップする綱引きミッションのタイミングでやり直しという意図でアクシデント分の10分間を追加させていただこう」と制作スタッフが判断した。

 「10分間の追加」にヒカキンは「しっかりチャレンジャー一人一人にアクシデントの詳細と、そういった件もあって鬼ごっこが正常に行えなかったということを説明して納得していただいた上で進めて下さい」とスタッフにお願いしていた。だが、その説明をスタッフが怠っていたことが発覚したという。

 ヒカキンは「正直、このミスを聞いたときは言葉を失いました。もし僕がチャレンジャー側の立場で動画に呼ばれて走っていたら、何の説明もないままいきなり10分延びたことになるので、間違いなく僕でも不信に思っていた。ですので、逃げ切る人を意図的に少なくする不正だと言われても仕方のないミスだった」と非を認め、謝罪した。

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