杏　フランス移住へ「買っちゃいました」と明かした本　その理由に視聴者「素敵」「大事ですね」

女優の杏
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　女優の杏（36）が19日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。フランス移住に向けた「本のパッキング」をしている様子を明かした。

　同チャンネルで移住を発表していた杏だが、本紙の取材では8月中旬に渡仏。首都パリで、既に新生活をスタートさせている。

　出発前に収録されたとみられる動画では、強化段ボールを自ら組み立て、水気や汚れ防止の効果があるストレッチフィルムで補強してスタート。スーツケースではなく段ボールに詰めている理由は「船便とか航空便とかで送る手段もあったんですけど、家財道具より本など細かい荷物が多いので超過料金を払ってドンと持っていきたいと思って」とし、飛行機に搭載するため容量を測るスケールも購入してパッキングに着手した。

　まず「買っちゃいました」と明かしたのが、学習漫画「世界の伝記NEXT」23巻セット。「絵本じゃなくて、子供達がマンガとか本を好きになってきたので。全巻買っちゃったんですけど人選が面白い。オードリー・ヘップバーンとか、スティーブ・ジョブズとかもあるんですよ」と杏らしい視点で紹介。さらに、マリー・アントワネットら女性にまつわる伝記セットも購入し「ヨーロッパに特化してるんで身近になるんじゃないかと思う」と移住先を意識したチョイスも。「これは必要になるかなと思って」と国語辞典3冊や子供向けの英英辞書なども選んだ。

　自身が読む本として、「ルイス・フロイスの日本史」シリーズを紹介。全12冊からなり、戦国時代に来日した宣教師が残した本の翻訳版で「いつか読破したい」。また、漫画「幽遊白書」のコミックスも入れた。

　世界地図にも英語、フランス語訳をつけたといい「子供達が英語、フランス語を味わえるように。おもちゃとか絵本とかちょっとずつしていきたい」とフランス語にもなじめるように工夫していきたい考えを明かした。また「子供達が日本語が大好きで、とにかく本が好き。朝起きたら（家の）本棚に直行しちゃうくらい漫画と本が大好き。新しい所に行って新しい言葉に慣れなきゃいけないけど、こういった本が身の回りにあることで彼らの心の助けになるんじゃないのかなと」とし、本を詰め込んだ段ボール2箱を完成させた。

　「他のもの、食器とか洋服とかあると思うんですけど…これまで合羽橋とか本屋さんとかでたくさん買い物をしていた理由はあれ、フランス行きに向けて爆買いしてたんです」とこれまでにアップしていた「お買い物動画」が実は移住に向けた伏線になっていたことを明かした上で「とりあえず行ったらなんとかなる。また（日本とも）往復もするし、とりあえずバタバタなので、とにかく詰めるものだけ持てるものだけ持っていきたいと思います」と笑顔で語った。

　視聴者からは「杏ちゃんの行動力、ほんとうに尊敬します」「国語辞典とか、ちゃんと書籍になってるもの、大事ですよね」「子供達の事を考えて、楽しく安心させて移住できる心遣いが本当に素敵です」「心の助け…重さや紙の触り心地も含めて、本に対する寄り添い方を杏さんは教えてくれる」「センスの良さを感じます」「『行ったら何とかなる』少し微笑みながらのこの言葉に何だか涙が出そうになりました」などとコメントが寄せられた。