古舘伊知郎 知床観光船事故で搭載義務化方針の救命筏に「利権的なものがあれば排除して」国交省に要望

[ 2022年6月1日 15:00 ]

古舘伊知郎
Photo By スポニチ

 フリーアナウンサーの古舘伊知郎(67)が1日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile~」(月~金曜後1・55)に生出演。北海道・知床半島沖で観光船「KAZU 1(カズワン)」が沈没した事故について、国交省に苦言を呈した。

 番組ではこの日、カズワンの船体が網走港で陸揚げされ、午後にも乗客の家族らに公開され、献花などが行われると紹介。

 古館は「船会社のずさんさは明るみに出ているので、事故原因以前に船会社の責任追及は今後出てくると思うんですね。社長はじめとして」と訴えた上で「一方で、ちょっとかすんでるなと思うのは、国交省の検査のずさんな体制ですよ。これだけ懸命な作業を民間会社含めてやってくださってることは当然あるので、ちょっとそれが後ろに隠れるんですよ」と国交省の検査体制を改めて問題視した。

 「ずぶずぶになって大甘な検査やって、勝手に国交省側が見本のように書いてくれたものの書類が通る。そんなことが一部で報じられている。ここのずさんな体制をやめない限り、こういうことが二度と起きないようにやらなきゃいけない」と国交省の責任も追及すべきとした。

 さらに「ひいては特殊な救命筏(いかだ)を乗せるというのも発表されましたよね。特殊な筏も実は国交省利権の特殊な高い筏だよねって話も出てきてる。通常のもっと安いものを装備してある程度のリーズナブルな値段で乗船するってこともできるかもしれないけど、これを契機にそういうものが出てきている」と寒冷地の小型船にスライダー付き救命筏の搭載義務付けについても疑問視。

 「もし、そういう利権的なものがあれば、そこは排除してフェアにやらないといけないし、そういうとこも見ておかないと、繰り返しになっちゃう」と改めて国交省にクリアさを求めた。

続きを表示

2022年6月1日のニュース