藤井聡太叡王が先勝、タイトル戦11連勝! 第7期叡王戦5番勝負第1局

[ 2022年4月28日 18:21 ]

3手目を指す藤井聡太叡王(右)。左は出口若武六段(日本将棋連盟提供)
Photo By 提供写真

 将棋の第7期叡王戦5番勝負は28日、東京都千代田区の江戸総鎮守・神田明神で第1局を行い、タイトル保持者の先手・藤井聡太叡王(19)=王将、竜王、王位、棋聖含む5冠=が挑戦者・出口若武六段(27)を93手で下した。

 相掛かりの戦型。序盤に出口が飛車を広範囲に活用する研究手を見せると、藤井は持ち時間を惜しげもなく消費して対応した。終盤の入り口には互いに1時間前後の考慮時間を投入するなど慎重なせめぎ合いを展開。互角の状態が長く続いたが、攻めを急いだ出口が見せたわずかな隙を藤井が巧妙に突いて差を徐々に広げ、最後は相手王の守備駒をはがして寄せきった。

 先勝した藤井はこれでタイトル戦11連勝。

 第2局は5月15日に愛知県名古屋市で行われる。

続きを表示

2022年4月28日のニュース