少年ジャンプ+ 不適切表現の指摘受け、作品一部修正 「偏見や差別の助長につながることは避けたい」

[ 2021年8月2日 16:24 ]

「少年ジャンプ+」ツイッター(@shonenjump_plus)より

 集英社の漫画アプリ「少年ジャンプ+」編集部は2日、ツイッターで一部作品を修正したと発表した。読者から作品内に不適切表現があるとの指摘を受け、差別助長などを防ぐためとしている。

 編集部によると修正したのは藤本タツキ氏の「ルックバック」。ツイッターでは「作品内に不適切な表現があるとの指摘を読者の方からいただきました。熟慮の結果、作中の描写が偏見や差別の助長につながることは避けたいと考え、一部修正しました」と記載し、修正版を配信した。

 具体的な修正箇所は発表していないが、作品内の登場人物のセリフや新聞記事の表現などが差し替わっており、過去に実際起きた事件を想起させる部分などを不適切と判断したとみられる。

 著者の藤本タツキ氏は人気漫画「チェンソーマン」を手がけ、新作読み切りとして「ルックバック」を発表した。7月19日から配信が開始され、2日で400万PVに到達する話題作となっていた。 

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