観月ありさ 大ヒット作「ナースのお仕事」秘話 「医療ものでこんなコミカルにするなんて」と批判も

[ 2021年5月24日 14:45 ]

観月ありさ
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 女優で歌手の観月ありさ(44)が23日放送のフジテレビ「なりゆき街道旅」(日曜正午)にゲスト出演。自身の代表作である同局「ナースのお仕事」シリーズの秘話を明かした。

 昨年まで29年連ドラ連続主演を続けている観月。代表作である「ナースのお仕事」は、1996年に連続ドラマがスタートし、第4シーズンまで放送され、スペシャルドラマ、映画化もされた、18年も続いた大ヒットシリーズ。観月が演じた朝倉いずみもドジな新人ナースからスタートし、シリーズを追うごとに徐々に成長していく。教育係の先輩ナース・尾崎翔子(松下由樹)との名コンビが人気を集めた。ミスをくり返すいずみに対する、翔子が叱る時に出る「朝倉~~!」の語尾を伸ばした呼び方は定番となった。

 「『朝倉~~!』って由樹さんが突如、言い始めた気がする。台本にト書きで『朝倉ー!』とか書かれてたんだけど、あんな感じで言うと思ってなかった。『朝倉~~!』って言うから、私も『せんぱ~い!』って伸ばして、なんとなく2人で伸ばすっていうのがお決まりパターンみたい(になった)。“朝倉”の言い方が何パターンがあって、怒った時はあの言い方になる。(自分も)いろんな“先輩”の言い方もあって、使い分けてた」と懐かしんだ。

 医療ものでありながら、ドタバタなコメディーとなっている同作には、批判もあったという。「始まる前は賛否両論で、医療ものでこんなコミカルにするなんて!っていう。ちょっとシリアスが医療ものが多かったので、こんな注射器が飛ぶとか、患者さんに何かかけちゃうとか、そんなことがあってはいけない、みたいな(雰囲気だった)」。とはいえ「最初に放送される前は(批判的なことも)言われたんですけど、放送されてしまったら、意外とそれがウケてしまって、こんなシリーズになってしまった、という」と思わぬヒットとなったという。

 「脚本家の江頭美智留さんって方が看護師さんと同居してたんですよ」と裏話も。「当時、本当に看護師さんの見習いの方の失敗談を、(看護師さんから)リアルに聞いて、脚色して面白く書いてた」と、“朝倉のドジ”エピソードは実際にあった失敗談を脚色していたと明かした。

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2021年5月24日のニュース