【明日4月12日のおちょやん】第91話 地方公演を続ける鶴亀家庭劇、道頓堀に戻れとの指図に一平は…

[ 2021年4月11日 13:00 ]

連続テレビ小説「おちょやん」第91話。新えびす座にて。大山社長の話を聞く一同。左から、須賀廼家千之助(星田英利)、天海一平(成田凌)、千代(杉咲花)、須賀廼家天晴(渋谷天笑)、漆原要二郎(大川良太郎)、須賀廼家徳利(大塚宣幸)(C)NHK
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 女優の杉咲花(23)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は12日、第91話が放送される。

 終戦から3年、千代(杉咲)と家庭劇の面々は、地方を回りながら公演を続けていた。そんなとき、突然熊田が(西川忠志)現れる。鶴亀株式会社の社長・大山鶴蔵(中村鴈治郎)からの、道頓堀に戻ってこいというお達しだった。その頃、道頓堀は再び芝居の街として復興し始めていた。鶴蔵は千代たちに、新しい劇団を作り、日本一の劇団にするように伝える。しかし一平(成田凌)は何か思う所があり、すぐに返事をしない。

 朝ドラ通算103作目。タイトルの「おちょやん」は“おちょぼさん”が訛り、茶屋や料亭などで働く小さい女中さんを意味する大阪ことば。女中奉公の8年間がヒロインの原点になっていることの象徴として採用された。TBS日曜劇場「半沢直樹」(2013年)「下町ロケット」(15年)「陸王」、テレビ朝日「家政夫のミタゾノ」などのヒット作を生んだ脚本家の八津弘幸氏(49)が手掛け、朝ドラ初挑戦となるオリジナル作品。明治の末、大阪・南河内の貧しい家に生まれた少女・竹井千代(杉咲)が芝居の世界に魅了されて女優を目指し、のちに「大阪のお母さん」と呼ばれる上方のコメディエンヌになる姿を描く。

 主題歌はシンガー・ソングライターの秦基博(40)が書き下ろした「泣き笑いのエピソード」。語りは落語家の桂吉弥(50)が黒衣(くろご)役(観客からは見えないという約束事の下に舞台上に現れ、芝居の手助けをする人)として務める。

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