藤井聡太2冠 9戦全勝で来期のB級1組昇級決める

[ 2021年2月9日 21:48 ]

昼食休憩後の藤井(日本将棋連盟提供)
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 将棋の藤井聡太2冠(18)=王位・棋聖=は9日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた第79期順位戦B級2組10回戦で窪田義行七段(48)を下し、9戦全勝で来期のB級1組昇級を決めた。

 藤井は17年6月15日、瀬川晶司五段戦で順位戦にデビュー以降、これで通算38勝1敗。19年3月5日の都成龍馬五段戦以降は20連勝と怒濤(どとう)の成績となった。今期のB級2組では3月11日に最終戦(対中村太地七段)を残しているが、仮に敗れても昇格枠の3位以内が確定した。

 B級1組は13人が所属。永瀬拓矢王座(28)木村一基九段(47)郷田真隆九段(49)ら新旧タイトルホルダーが名を連ねる激戦区で、「鬼の住処(すみか)」の異名を持つ。6月から翌年3月にかけて総当たり戦を行い、上位2人が名人挑戦権を争うA級に昇格する。

 藤井の次戦は11日に都内で行われる朝日杯オープン戦準決勝。渡辺明王将(36)=名人、棋王との3冠=と対戦する。

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2021年2月9日のニュース