明石家さんま アニメ映画初プロデュース!西加奈子さん小説にベタぼれ 花江夏樹出演も決定

[ 2021年1月3日 05:30 ]

明石家さんま
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 お笑いタレントの明石家さんま(65)が、初夏公開予定の「漁港の肉子ちゃん」で劇場用長編アニメーション映画を初企画・プロデュースする。直木賞作家・西加奈子さん(43)の同名小説にほれ込み、自ら映像化権取得に動いた。「鬼滅の刃」で主人公・竈門炭治郎役の声優・花江夏樹(29)の出演も決まった。

 初のアニメプロデュースは、さんまが西さんの小説「サラバ!」を直木賞受賞直後に手にしたのがきっかけ。同書の登場人物の言葉に「明石家さんま」が登場する一文があり「これは明石家さんまが出てくる話やなと思って読んだら、その1行しか出てこなかった」が、西作品に興味を持ち何冊か読んでいくうちに出合ったのが「漁港の肉子ちゃん」だ。

 漁港に係留された船で暮らす母・肉子ちゃんと娘のキクコの成長を描く物語で、さんまは「凄く良い感動的な作品なので、映像に残したい」と熱望。オファーを受けた西さんは「さんまさんは自分が小さい頃から知っている、お札の中の人みたいな存在だったので信じられない思いでした」と驚きながらも即快諾したという。

 毎日映画コンクール・アニメーション映画賞を受賞した「海獣の子供」などのスタジオ4℃が製作し、同作の渡辺歩監督(54)がメガホンを取る。花江は物語を支える重要な少年役で、さんまは「どういう声を出していただけるか楽しみ」と期待。「最初にお話をしてから5年くらいでようやく実現しました。今回のアニメ映画化は、エネルギーが引き寄せた産物です。ご期待ください」と自信を見せている。

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