羽生九段が竜王戦挑戦権獲得 タイトル100期の大台へ 7番勝負10月9日開幕

[ 2020年9月19日 21:36 ]

将棋の第33期竜王戦挑戦者決定3番勝負の第3局で勝利し、感想戦で対局を振り返る羽生善治九段=19日午後、東京都渋谷区の将棋会館(日本将棋連盟提供)
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 将棋の第33期竜王戦7番勝負挑戦者決定3番勝負は19日、東京都渋谷区の将棋会館で第3局を行い、羽生善治九段(49)が99手で丸山忠久九段(50)を下した。この結果、羽生は通算2勝1敗で豊島将之竜王(30)への挑戦権を獲得。7番勝負は10月9日に東京都で開幕する。

 羽生のタイトル通算獲得数は前人未到の99期。100期に王手をかけていた18年には名人戦、棋聖戦、竜王戦で敗れ、大台には届かなかった。今回は4度目の大台挑戦となる。タイトル戦の出場は同年の竜王戦以来、2年ぶり137回目。

 羽生の次戦は22日に行われる第70期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)挑戦者決定リーグ開幕戦。対戦相手は藤井聡太2冠(18)だ。

 ▼羽生九段の話 序盤から見通しの立たない感じの将棋。形勢判断が付きかねず進んでいた。香を取って飛車取りの催促となったあたりが良かったのでは。(通算タイトル100期を狙う)そういう舞台で指すのはありがたいこと。棋力を充実させて開幕を迎えたい。

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