“新しい歌舞伎様式”で5カ月ぶり公演再開、客席とソーシャルディスタンス

[ 2020年8月1日 05:30 ]

8月1日から公演を再開する東京・歌舞伎座で、舞台稽古を行った中村壱太郎(左)と片岡愛之助。長唄や鳴り物の奏者たちは特製マスクを着用した(C)松竹
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 1日から約5カ月ぶりに公演を再開する東京・歌舞伎座で31日、舞台稽古が行われた。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で初の4部制で行われる。31日は第1部「連獅子」の稽古が公開された。長唄・鳴り物の演奏者たちは黒いマスクを着用。“新しい歌舞伎様式”での上演。出演する片岡愛之助(48)、中村壱太郎(29)は通常よりも舞台の奥で舞を披露。客席とのソーシャルディスタンスを保った。「後見」と呼ばれる演出の補助役はフェースシールドを着用した。

 公演開始時には出演者たちが事前収録したアナウンスが放送される。愛之助は「全身全霊を込め、一日も早い事態収束の願いを込め舞台を務めさせていただきます」と語る。

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