坂上忍「この方々に“スピード感”という言葉は使っていただきたくない」

俳優の坂上忍
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　俳優の坂上忍（52）が5日、フジテレビ「バイキング」（月～金曜前11・55）に出演。新型コロナウイルス感染拡大の影響が続く中、政府が行う経済対策に「失望感」「不満」などと述べた。

　この日は、番組が独自で実施した616人対するアンケート結果を報告。“いま不安に思っていることはありますか？”の問いに75・5％の人が「ある」と答え、その内の8割が“お金の不安”であることが明らかとなった。「お店が休業になると収入がなくなってしまう」「収入減で学費面に不安があるので大学院への進学を迷っている」などの声も紹介した一方で、安倍晋三首相が4日に開いた会見の発言として「スピード感をもって支援」を行うと話したことも伝えた。

　これを受け、坂上は「この方々に“スピード感”という言葉は使っていただきたくないなという気持ちでいっぱい」と指摘し、現在の税金の使い方に対し「我々国民が義務を果たしていったお金がこういった国難の時にこんな使われ方しかしないんだっていう失望感がね」とコメント。「補償の件にしたって、今大変な人たちにスピード感をもってつぎ込んでくれたら、ちょっと余裕がある人は我慢ができる。ただ、それも、ままらないようなことになっちゃうと不満だね」と苦言を呈した。