石原良純 新型コロナ実効再生産数に私見「数式を示さないと意味があるとは…」

[ 2020年5月4日 12:24 ]

俳優の石原良純
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 俳優の石原良純(58)が4日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。新型コロナウイルス対策を検討する政府の専門家会議が1日に外出自粛や特定の業種の休業によって全国的に新たな感染者が減少傾向に転じているとの分析結果を明らかにしたことに言及した。

 会見した尾身茂副座長は「新規感染者が減少していることは間違いない」との認識を示した。感染者1人が何人にうつしたかの平均値を表す実効再生産数は全国で2・04(3月25日)から0・71(4月10日)、東京では2・64(3月14日)から0・53(4月10日)に減少していると説明。拡大の目安となる1を下回った。しかし、数式などの算出方法については明らかにされなかった。

 良純は「答えが出るには、その前に数式がありますよね。その数式を示せばいいわけじゃないですか。そうすると今度、数式を入れるためには、そこに観測値が入ってくるわけですよね。天気と一緒なんですよね。観測値があって数式をつくって、それを計算して答えが出るわけじゃないですか」と言い、「答えは出ていると。答えは、緊急事態宣言解除するレベルだよと。答えが出ているのに、数式は何だか分からない。それから観測値を何を持ってしているのか。数式を示さないと、この数字に意味があるとは全然思えない」と持論を述べた。そして、「科学ですから、これ。データを集める。それからいろんな数式がある。そして答えがでる出るはずなんですね。答えだけ見せられても…」と首を傾げた。

 ◇実効再生産数 1人の感染者が平均何人にうつすかを示す指標。実際に流行が進んでいる状況において、感染力を表す目安となる。再生産数が1を超えると、1人から複数の人へと感染者が増えていくことを示すため、流行は拡大することになる。逆に1を下回ると流行は終息に向かう。

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2020年5月4日のニュース