NHK放送総局長 新会長人事に「あれこれコメントする立場にない」

[ 2019年12月18日 15:59 ]

東京・渋谷区のNHK社屋
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 NHKの木田幸紀放送総局長は18日の定例会見で、新会長の人事について「会長は経営委員会が決めるので、あれこれコメントする立場にない。どう思われるかと聞かれても、お答えできない」と述べた。

 その上で「まだ新会長とお話しする時間はない。記者会見で『公平で中立な立場で信頼される番組をつくる』とおっしゃっていたことについては堅守して、お支えしていければ」と付け加えた。

 来年1月24日に任期満了を迎える上田良一会長の後任に、元みずほフィナンシャルグループ(FG)会長の前田晃伸氏が今月9日、決まった。経済界出身の会長は5人連続。NHK経営委員会が同日選出した。上田氏は1期で退任となる。   

 前田氏は不良債権の処理に追われ、3行が00年に統合した、みずほホールディングス社長に02年に就任。1兆円規模の増資を断行する一方、実直な指導力で行員に慕われた。「重責を担うことになりました。できるだけ早く実情を把握し、公共放送の使命にふさわしい仕事をしていきたい」とコメントした。

 石原進経営委員長は、選出理由について「メガバンクで大きな改革をしてきた実績があり、人をまとめる力、改革を実行する力がある」と説明した。前田氏は来年1月25日に就任予定。任期は3年。 

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