「渡る世間は鬼ばかり」赤木春恵さんの実際の戒名を使用 ネット「粋だわ」五月の姑・キミの四十九日法要

[ 2019年9月16日 21:05 ]

赤木春恵さん
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 放送開始から30年を迎えたTBS「渡る世間は鬼ばかり」の3時間スペシャルが16日に放送され、番組冒頭、昨年11月に亡くなった女優の赤木春恵さん(享年94)が演じてきた主人公・小島五月(泉ピン子)の姑・小島キミの戒名に、実際の赤木さんの戒名「圓優院釋尼春慧(えんゆういんしゃくにしゅんえ)」が使われた。

 赤木さんが亡くなってから最初のオンエアで、番組サイドの追悼の思いが込められたとみられる。

 中華料理店「幸楽」は、愛(吉村涼)と誠(村田雄浩)の世代が店を切り盛りするようになり、ますます繁盛。ある日、忙しい時間に手伝おうとした五月(泉)は足がもつれ、お客に料理をこぼしてしまう。そのことを愛に叱られ、寂しく思う五月だった。

 「五月も還暦を過ぎ、自分では何も変わらないつもりでも、重い食器を乗せた盆を運んだり、食器を下げたりするのがこたえる老いを迎えていたのでした。五月の姉妹たちもそれぞれ同じように年を取り、幸楽では五月の姑のキミが亡くなり、今日その四十九日の法要が幸楽であり、久しぶり一族が顔を合わせることになっているのでした」というナレーション(石坂浩二)の中、五月が1人、寂しく部屋に佇むシーン。キミの遺影や位牌が映し出された。

 インターネット上には「春恵さんの実際の法名をドラマにも」「粋だわ」「あらためて合掌」などの書き込みが見られた。

 5人姉妹を軸に描くホームドラマは今回が令和初回。五月がユーチューバーとしてデビューし、新時代に即した“渡鬼”になった。

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