藤井七段、池永四段と“孫弟子対決” 第69期王将戦予選

[ 2019年2月12日 10:36 ]

第69期大阪王将杯王将戦1次予選2回戦、振り駒で先手となった藤井聡太七段
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 将棋の最年少プロ棋士・藤井聡太七段(16)が、12日午前10時に大阪市の関西将棋会館で始まった第69期大阪王将杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)の1次予選2回戦で池永天志四段(25)と対戦している。

 5日に行われた順位戦C級1組の9回戦では、プロデビューから2期連続昇級を目指す上で手痛い初黒星を喫した。優勝すれば羽生善治九段(48)に続く史上2人目の連覇となる朝日杯将棋オープン戦の準決勝・決勝を16日に控えており、気分よく大一番に臨むためにも、ここは負けられないところだ。

 この日の対局が王将戦の今期初戦で、池永とは初手合い。池永の師匠・小林健二九段(61)、藤井の師匠・杉本昌隆七段(50)はともに故板谷進九段門下の兄弟弟子で、今回は孫弟子同士の対決でもある。

 対局場に散髪して姿を見せた藤井。ノドが乾くのか対局前からお茶を口に。振り駒で先手となり、いつも通り初手で飛車先の歩を突いた。持ち時間は各3時間。昼食休憩を挟み、本日夕の終局が見込まれている。

 王将戦は1次予選、2次予選、挑戦者決定リーグ戦を勝ち抜いた挑戦者が、来年1〜3月にかけて冠保持者とタイトルをかけた7番勝負を行う。第68期は現在、7番勝負の真っ最中で、3連覇を狙う久保利明王将(43)に、5期ぶりの復位を狙う渡辺明棋王(34)が3連勝中。第4局は24、25日に沖縄県那覇市で行われる。

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2019年2月12日のニュース