石原軍団 プロレスに殴り込み 金児憲史「痛いですし記憶が飛んだれど、一皮むけた」

[ 2018年11月4日 05:30 ]

ブレーンバスターを決める金児憲史(撮影・会津 智海)
Photo By スポニチ

 石原プロモーションの俳優・金児憲史(40)と神田穣(23)が3日、東京・後楽園ホールで開催された全日本プロレス「ルチャ・フェスタ・ツアー2018」でプロレスデビューを果たした。

 2人は、CM出演する100円レンタカーの「カーベル」社長でプロレスラーでもあるカーベル伊藤(48)に誘われて参戦。全日の道場で受け身など約1カ月間、基礎からみっちりと体をつくった。金児は迷彩パンツ、神田は臀部(でんぶ)に「石原軍団」と書かれた白のショートタイツで格闘技の聖地に立ち、佐野直(39)、原学(36)、大久保一樹(39)相手に3対3の6人タッグ戦に臨んだ。

 先にリングインした神田は20歳から柔術などを習っており、原を相手に関節を取り合う白熱した攻防。「やってやろうと決めていた」という、棚橋弘至(41)が得意とする空中技スリングブレイドも披露。キックを受け止めてヒールホールドを決め、ギブアップを奪いかけるほどの奮闘を見せた。

 金児も後輩の活躍にアドレナリンが全開。大久保の蹴りや張り手を食らうたびに雄叫びを上げ、キック3連発からブレーンバスター、ギロチンドロップと流れるような攻撃で会場を沸かせた。

 結果は伊藤がマスクをはがされ反則勝ちに終わったが、エキシビションとは思えないリアルファイト。佐野が「次は生きてリングから下ろさねえぞ!」と挑発するほど、現役レスラーを熱くさせた。

 リングデビューを終えた金児は「痛いですし記憶が飛んだところもあったけれど、一皮むけたような気がします」と充実の表情。「裕次郎さんも“おまえら、よくやるな”と笑っていただいていると思う」と照れ笑いを浮かべた。神田も「興奮しすぎて記憶があいまい。憧れの場所だったので、凄く楽しかった」と笑顔。2人は次戦について問われると、まんざらでもない表情を見せた。

 ◆金児 憲史(かねこ・のりひと)1978年(昭53)9月14日生まれ、広島県出身の40歳。2000年、石原プロの「新人発掘オーディション〜21世紀の石原裕次郎を探せ!」で選ばれ同プロ入り。同年、テレビ朝日「はみだし刑事情熱系スペシャル」で俳優デビュー。今年7月、裕次郎さんの「夜霧よ今夜も有難う」のカバーで歌手デビュー。

 ◆神田 穣(かんだ・じょう)1995年(平7)7月22日生まれ、埼玉県出身の23歳。2016年「石原プロ次世代スター発掘オーディション」で1万5218人の中から、グランプリを獲得。17年、NHK・BS「クロスロード〜声なきに聞き形なきに見よ〜」で俳優デビュー。今年6月からテレ玉「マチコミ」で金曜パーソナリティー(不定期)。

続きを表示

この記事のフォト

2018年11月4日のニュース