尾崎亜衣、がんで子宮と卵巣全摘出 恋人に涙の告白「子供ほしいって叶えてあげられない」

[ 2018年8月17日 20:42 ]

女優の尾崎亜衣
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 美人双子女優の尾崎亜衣(34)と由衣(34)が17日放送のTBS系「爆報THEフライデー」(金曜後7・00)に出演。姉の亜衣が子宮頸がんを患い、子宮と卵巣の全摘出手術を受けたことを明かした。

 08年の昼ドラ「花衣夢衣」に抜てきされ一躍脚光を浴びた尾崎姉妹。“第2のマナカナ”と称され、昼ドラ出演後はテレビだけでなく舞台など活躍の場を広げた。

 その後、妹の由衣が結婚。幸せな結婚生活をスタートさせると“双子の不思議”なのか、17年9月に姉の亜衣にも最高のパートナーが現れた。お相手は1歳年上の俳優・嘉人。大河ドラマの出演経験もあり、仕事でも刺激をもらえる存在だった。

 気がつけば嘉人との結婚を強く願うようになっていたが、今年3月、残酷な運命が待っていた。不正出血が続き、病院に行くと子宮頸がんが判明。亜衣は「聞くのが怖かった。私は死んじゃうんだなと」と、がんと告げられたときの心境を告白。若年性がんであるため、医師からは子宮と卵巣の全摘出を勧められ、4月に手術を受けることになった。

 手術は成功したが抗がん剤治療で吐き気、脱毛、倦怠感に襲われ辛い日々が続いた。中でもつらかったのは、交際相手・嘉人の優しさだった。病気になる前は「子供がほしいね」と2人で語っていたが「自分と彼の遺伝子を持った子は一生この世に現れることはないのだなと。どんな子だったのかなあとか…。彼のお母さんも孫の顔が見たいに決まっている。申し訳ないなと思って」と亜衣は自分自身を追い込むように。

 そして、療養生活を続ける亜衣は、嘉人を呼び出して自身の思いを打ち明ける。「ずっと考えていたんだけど…。病気になる前のLINEとか見てて“子供ほしい”って書いてあって。そういうのを私は叶えてあげられないから…。手術の時も、手術の後もずっと“よっちゃん”についていてもらって。今はだいぶ元気になってきたから、大丈夫だから…。別れてもらってもいい?」と涙ぐみながら突然、別れの言葉を切り出した。

 愛する嘉人を思うからこそ、自ら身を引くことを選ぼうとした亜衣。その言葉を聞いた嘉人は「ごめんね。そう思っていたんだね」と反応すると、実母に電話を掛けて呼び出した。待つこと1時間、母・洋子さんが現れると、嘉人は「僕はこんな素敵な女性と知り合っていて、一生大事にしたい。どんなときも笑い合って、楽しく生きていこうと思って。だから俺と結婚してください」と母の前でプロポーズ。亜衣は突然の展開に戸惑いながらもうなずいた。

 亜衣は洋子さんに「本当はお孫さんの顔をお見せしたかったのですが、難しくなっちゃって…。ですが、一生懸命頑張って彼を支えます。これからよろしくお願いします」と頭を下げると、洋子さんは「自分の体を大事にして2人で仲良くやっていったらいいね。体もよくなると思う。大丈夫よ」と温かいエールを送った。

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2018年8月17日のニュース